ファーストプラン

2020年6月12日金曜日

ファーストプラン 設計

先日、設計士の村松さんとの打ち合わせにて待ちに待ったファーストプランを見させて頂きました。
家造りにおいて何が一番ワクワクするかって、このファーストプランなんじゃないかと思うのです^^

今回はそのファーストプランについて、村松さんへの忖度なしに率直な感想(笑)を夫婦それぞれ書かせて頂きますね。
(長くなりそうです)

まず前提として我が家のプランは村松さんの自邸プランがベースになっています。
それは初回打合せ時に拝見したそれが私達夫婦の思い描く住まいの形と非常に合致していた為です。
そこに我が家の暮らしの特徴や希望を加味して設計して頂きました。


〇まずはリビングとなる2階部分。




〇寝室やお風呂等の1階部分




〇妻(ドール作家)の作業スペースとなるロフト



--------------------------------------------

それでは感想です。

・妻

まずはこのプランを村松さんの前で見ている時に実はテンションが上がってしまい必死でニヤニヤを抑えていました。笑

何よりもロフト!
ロフトで仕事が出来るなんて。(しかも5畳も。ちょうどいい)
私は身長が151cmと小さめなのでロフトの天井高でも多少かがむ程度で済みますし、作業部屋では基本座り仕事なので天井が低くても問題ありません。
ワークデスクも要望通りのL字型。
子供の頃屋根裏部屋に憧れていました。
夢のようです。

全体を通してまず、何が一番いいと思ったかというと「居所」が沢山あった事。
最初に村松さんにお伝えした「これだけは叶えたい」という要項に私は「居所が沢山ある家」と書いています。
それが見事に体現されていました。
窓辺のソファ、沢山あるデスク、上がり畳、地下スペース、そして極めつけはロフトのアトリエ。
完璧だと思いました。
なんて計算された間取りなんだろうと。

眠る前に目を閉じながらこのプランに自分達の生活パターンを落とし込んで何度も想像してみました。
朝起きてから、
子供達を送り出した後、
昼間の家事と仕事、
子供達が帰宅した時の行動、
夕飯から寝るまでの一連、
そして子供が年頃になった時、
子供達が巣立っていった後。


私の仕事の都合上ベランダも付けてもらいましたがこれもとてもいい。

家を建てるのが2度目という事もあって、諸々の広さ等前回の家と比較しながら出来たのでとてもイメージしやすかったです。
そして前回の家で「ここはちょっと広すぎたかな」と思った箇所を削った結果、約28坪の2階リビングプランになりました。
(前回の家は35坪の平屋)

ヒアリング段階で、夫くんと意見が割れていたのは子供部屋の広さでした。
このプランでは子供部屋は約四畳半ですが、
夫くんは当初「もっと小さくてもいいのでは」派でした。
ですが四畳半に拘ったのは私で、結果的に私の意見を通してくれた形となりました。

どうして拘ったかというと、理由はいくつかあります。

まず、「家」は子供達のものでもあるので、子供達の世界も大事にしてあげたいと思っていました。
リビングスペースでは家族団欒の時間を過ごしてもらいたいと同時に、子供達には「自分だけの時間」も有意義に過ごしてほしい。
子供部屋は寝るだけの部屋ではなく、自分の趣味を育む空間でもあってほしい。
(自分自身、子供の頃から自室でひたすら趣味に没頭していたし、
兄はいつも自室でベースを弾いていた。
そんな時間がきっと今の自分達を形成している。)

そして私自身実家の部屋が四畳半だった事もあり、私自身は「狭い」と感じていたから。
年頃になった時、友達が呼びづらかった。

でも諸々の事情から「6畳等の広い子供部屋」は用意してあげられない。

私の思い描く理想の家庭像としては、子供達が年頃になった時に子供が友達や彼女や彼氏を気軽に連れて来られる家であってほしい。

でもきっとその頃は常に私や夫がいるリビングに友達は連れてこないだろう。(挨拶くらいはするとしても)
そうなると自室。友人を招いた時に少しゆとりのある広さにしたい。

四畳半でもロフトベッドで省スペースをはかれば、何とかゆとりが生まれるんじゃないかと。
四畳半でギリギリ。それが許容範囲。
これが私の結論でした。


ふう。長いですね。
こんな感じで子供部屋の広さについて一番延々と考えていたように思います。

あと夫婦間であーじゃないこーじゃないと話し合ったのは「リビングのソファの位置」。
夫くんはこのプランでもう言う事ない、というスタンスでしたが
私が「やっぱりテレビの前にソファが欲しいかも」とか寝ぼけた事を言い出しました。
(村松さん、ご迷惑おかけしました汗)

考えてみたら私は空いている時間を見つけてはとにかくソファに沈みます。
そして子供達のいない空き時間を見計らってソファで録画したドラマを観るのが至福。

でも窓辺のソファも捨てがたい。
テレビの位置とソファの位置。これをどうしたものかと延々と考えていました。
このプランのままテレビの前に追加でソファを置くときっと空間のバランスが悪くなる。
せっかく解放感のあるリビングに上がり畳なのに真ん中にドーンと存在感のあるソファがあるのもなあ。。。
このプラン自体はとても気に入っているので変えたくもないし。。。
う~ん。

と、悩みに悩んだ結果。
「住んでみてから考える。」という結論に達しました。
住んでみて多分やっぱりソファが欲しくなると思うので、移動も出来て大きすぎないけどしっかりと私が沈みこめるローソファ?座椅子?フロアソファ?
を、住んでみてから、その空間にちょうど馴染む物を購入しようという考えに至りました。
それまで時間をかけてベストなものを探したいと思います。はい。

1階部分は言う事ありません。
拝見した村松さんの自邸プランですでに「これだ」と思ったので、これがベストだと思います。
お風呂の広さもマルチウォークインクローゼット、玄関収納の広さも、前回の家と比較して間違いない。
諸々の配置もいいですね。言う事ないです。

2階もとてもいいです。
階段を上った所の本棚もキッズデスクもキッチンも収納の多さもとても好きです。
何より上がり畳のカウンターが気に入りました。
窓辺を望む空間を自分だけのカフェのようにしたいなあ。
素敵。


--------------------------------

というのが以上、私・妻からの感想でした。

それからミーハーな私は今から床材はあれにしようとか、あそこにタイルを貼りたいなとか勝手に仕上げの算段をしては夫に冷たくあしらわれております。


と、いう事で私からは以上です。
村松さん、素晴らしいプランをありがとうございました!



--------------------------------



・夫の感想

もうファーストプランを見た段階でこれに決定!と思いました。最高です。

既に村松さんの自邸プランベースで進めて頂き、おおまかなイメージは出来ていたのですが、自宅用のプランを見るとやはり感動ですね。

なお、このプラン以外にも、屋根形状、ひさし等の有無、間取りの違うバージョン等々+αのプランも見せて頂きました。(きっと検討過程のプランも含めると、ものすごい数になると思います。)

その中で厳選されたプランが今回のプラン達になるわけですね。

家の大きさは28坪で総二階、二階の一部にバルコニーがあります。(バルコニーの耐久性はしっかり配慮されています。)

一般的には28坪というと小さめな家という感じを受けるかと思いますが、村松さんからプランの説明を受けているうちに、広すぎで贅沢すぎるのではないか?という感覚になりました。
(実際、ロフトもあり、収納として有効に使える床下空間を含めると、凄く広いのですね。)

1階は実用的でコンパクトな間取り、2階は開放的で居所の沢山ある間取り。
エアコンは1、2階でそれぞれ1台ずつ、計2台で済みます。(しかも床下エアコンとしても使える!)
もう完成が楽しみでわくわくしております。


ファーストプラン提示を受けて、後日夫婦で話し合いを重ねました。
夫婦で意見が別れたテレビ前のソファ位置問題についてと、コストダウンの思惑から家の幅を455ミリ狭めたプランについて、村松さんに相談し、その後、それぞれプランを作って頂いたのですが、結局、ファーストプランで頂いたプランそのままでお願いすることになりました。(ご迷惑をおかけしました汗)


子供部屋の広さについては、妻も書いておりますが私自身はもっとコンパクトでも良いのかなと考えておりましたが、最終的に妻の意見・広めな子供部屋でお願いすることになりました。
妻には稼いでもらいましょう!

それと、当然床材はひのきと思っていたのですが、ここにきて妻が違う樹種やら何やら言い出しており、どうしたものかと考えております。


村松さん何とかしてください(汗